指定校推薦とは?
どのような入試制度か
指定校推薦とは、大学が指定した高校の生徒のみが出願できる学校推薦型選抜の一種です。
※ 指定される高校や募集定員は毎年見直されるため、過去の実績がそのまま適用されるとは限りません。
大学入試には、一般選抜(一般入試)、総合型選抜(AO入試)、学校推薦型選抜(指定校推薦・公募推薦)などの方式があり、指定校推薦は、高校が大学から推薦枠を付与されている場合にのみ利用できます。一方、公募推薦は高校の指定がなく、出願資格を満たせばどの高校の生徒でも受験が可能です。
指定校推薦では、評定平均値を中心とした学業成績に加え、部活動や課外活動、生活態度などを総合的に評価し、高校内で推薦候補者が選抜されます。校内選考を通過した生徒が大学に出願し、推薦入試を受験します。校内選考を通過すれば合格の可能性は非常に高い点が魅力です。ただし、大学による最終選考があり不合格の可能性がゼロではないため、最後までしっかりと準備をしておくことが大切です。
また、指定校推薦は原則として専願であり、合格した場合は入学を辞退することができません。そのため、進学希望や学部選択のミスマッチが生じないよう、事前の十分な確認が重要となります。
なお、国立大学には指定校推薦制度はありませんが、一部の公立大学(東京都立大学、横浜市立大学など)では実施されています。
推薦の基準
大学や学部により推薦の条件や基準は大学や学部により異なりますが、一般的に評定平均値で4以上(5段階)となることが多く、上位校や人気校になると5に近い数値が合格基準になるケースもあります。また、大学・学部によっては、特定教科の評定平均値を条件として追加したり(英語は4.3以上など)、評定平均値に加えて英語資格試験(英検準1級以上など)を求めたりするところもあります。
指定校推薦の現状
昔から人気のある入試方式の一部でしたが、優秀で目的意識の高い学生確保ができる点で大学側も積極的に広めて来たとも言えます(指定校に限らず、全般的に推薦系入試が増えた理由の一つです)。
参考情報:大学ごとの定員に対する指定校推薦枠の比率:早稲田大学15%(1,480名)、慶應義塾大学10%(652名)、MARCHや関関同立11~23%
評定平均とは?
評定平均とは
高校での成績の平均のことです。指定校推薦においては出願までの成績である「高校1年生~3年生の1学期」の成績が対象となります。
評定平均の算出方法
算出方法は各科目の評価合計を科目数で割ります。例えば1年生であれば以下のようなイメージです。評定の合計「54」を13科目で割ると「4.15…」となるため、高1時の評定は「4.2」*になります。
*小数点以下第二位を四捨五入します。
指定校推薦の時期や試験の内容は?
募集や入試の時期
一般的に以下のようなイメージです。学校推薦型選抜の中では早めの日程であるため、校内選考に漏れたら他の学校推薦型選抜(公募制推薦など)に出願することも可能です。
試験の内容
大学や学部により内容は異なりますが、主に以下の3点が課されるケースが多くなっています。これらの内容も、他の学校推薦型選抜と似たものであり、併願対策としても役立ちます。
対策のポイントは?
評定平均の向上とその他の取り組み
高校3年間の成績が対象となるため、高校入学後の早い段階から積極的に取り組むことが重要です。特に高校1年生は幅広い教科・科目が対象となるため、ここで高い評定を確保できるかどうかは後に大きな影響を及ぼします。
高1時にある程度の評定を取ることができれば積極的に指定校推薦を狙いに行くことが出来ます。また、評定平均だけでなく、部活動や課外活動、出席日数なども重要な要素であり、この点も他の学校推薦型選抜や総合型選抜とも共通しています。
高校1年生時の評定が重要である理由
高校1年時の対策が難しいのは主に以下の理由が考えられます。
高校入学後に学習の難易度が上がる、範囲が広がる。
部活などとの両立など高校生活にまだ不慣れ。
2年時以降と比べ、1年時の方が対象の教科・科目が幅広い。高2時は文系・理系など希望分野に別れていくので、相対的に得意科目の比率が高まる。
評定平均の42%を占める。3学期制の学校であれば、全12回のうち5回が高1時のもの。
(高1時:1学期中間、1学期期末、2学期中間、2学期期末、3学期学年末の計5回)
もちろん、高1~高2で全体評定の83%を占めるため、高2時以降での挽回も可能ですが、高3になってからの逆転はかなり難しくなるとも言えます。低学年段階から計画を立て、学習習慣を身に着けて行くことが大切です。
志望理由書対策、面接練習
他の学校推薦型選抜や総合型選抜と同様に、志望理由書や面接を課す大学は多くなっています。
低学年の段階から、なぜ大学に行きたいのか(行くのか)、自分は何を・どこの大学で学びたいのかを考えておく経験は、受験準備へ有効なのはもちろん、能動的な学習姿勢に繋げる機会になります。
面接自体は志望理由書など事前提出の書類に基づいて行われるため、書類準備の質を高めることが面接対策にもつながると言えます。
英語資格試験の取得
指定校推薦においては評定平均が主な条件ですが、大学や学部によっては英語資格試験が条件として加わるケースもあります。
例)上智大学外国語学部:評定平均4.0以上、英語の評定平均4.5以上、英検準1級以上
また、多くのメリットがある指定校推薦ですが、狭き門の争いでもあるため、バックアップとして併願戦略を立てておくことも重要です。その場合に、英語資格を所持しているかどうかが選択肢の幅を大きく左右することになるのです。
おすすめの併願パターン
バックアッププランも重要
指定校推薦と、他の学校推薦型選抜・総合型選抜の対策は、必要な準備はほぼ同じと言えます。限られた枠のみの指定校推薦だけでなく、他との併願を考えておくことにより、志望校へ挑戦できるチャンスを広げることができます。
いずれの入試も英語力がカギに
志望校の推薦基準に英語力が含まれる場合は、特に英語対策も重要です。その分、英語力の高い人しか出せない点で、倍率は下がることもあります。また、推薦入試で重要となる英語と小論文の対策をしておくことは、一般入試での2科目受験への適性を高めることにもつながります。
評定平均+英語力で広がる選択肢
他の学校推薦型選抜・総合型選抜との併願はもちろん、一般選抜との併願や海外留学との併願にも有効です。
言い換えれば、幅広い教養や興味・関心を持った方が英語力を高めれば、あらゆる進路に通用するということです。
合格実績
以下は指定校推薦における合格実績の例です。
その他の総合型選抜、学校推薦型選抜、内部進学による合格実績も多数あります。
受講スケジュール例
カリキュラムはご希望の対策やレベル、スケジュールに合わせて専門カウンセラーがご提案します。英語
授業も集団授業と個別指導から選ぶことができ、併用もできます。
※ 校舎によりグループ授業のスケジュール及び個別指導で対応可能な教科は異なります。
合格後の対策
指定校推薦などでひと足早く合格を決めた後は、より実践的な学習にシフトするのが理想的です。
大学入学時には英語のプレースメントテストがあり、クラス分けされるのが一般的です。そのスタートラインを高めることで、入学後の学習や交換留学へ向けた準備につながります。
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